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にこにこで卒業しましょう

将来、歯科医師となるみなさんへ CLO佐野司のブログ

TNM分類、どこから覚えればいいの?

TNM分類は、UICCという学術組織が腫瘍の特徴を医療従事者で共有し、その治療や管理に役立てるために開発されたシステムと認識しています。

TNM分類は、それぞれ

 

T (tumor) → 腫瘍

原発腫瘍(がん)の最大径と進展範囲による分類

N (nodes) →リンパ節

リンパ節転移の有無

M (metastasis) → 遠隔転移

遠隔転移の有無

ということを示しています。

 

口腔癌では、TNM分類は以下のようになっています。

ざっと見ても、覚えるのが大変そうですね。

そこで、TNM分類でここから覚えたらどうでしょう、という提案をしたいと思います。

まず、TNM分類をご確認ください。

 

1.T 分類:原発腫瘍(がん)の最大径と進展範囲による分類

T0

原発腫瘍を認めない

TX

原発腫瘍の評価不可能

Tis

上皮内癌

T1

原発腫瘍の最大径が2cm以下

T2

原発腫瘍の最大径が2~4cm

T3

原発腫瘍の最大径が4cm以上

T4a

・口唇の原発巣が隣接組織(皮質骨、下歯槽神経、口腔底、舌、頸部皮膚)に浸潤したもの

・口腔の原発巣が隣接組織(皮質骨、外舌筋、上顎洞、皮膚)に浸潤したもの

T4b

・咀嚼筋間隙、翼状突起、頭蓋底へ浸潤したもの

・内頸動脈を全周性に取り囲むもの

 

2.N分類:リンパ節転移の有無

N0

所属リンパ節への転移なし

NX

所属リンパ節転移の評価が不可能

N1

単発の同側リンパ節転移で、最大径が3cm以下

N2a

単発の同側リンパ節転移で、最大径が3~6cm

N2b

多発性の同側リンパ節転移で、最大径が6cm以下

N2c

両側性または反対側のリンパ節転移で、最大径が6cm以下

N3

リンパ節転移巣の最大径が6cm以上

 

3.M分類:遠隔転移の有無

MX

遠隔転移の評価が不可能

M0

遠隔臓器への転移がない

M1

遠隔臓器への転移がある

 

ふー。

そこで、T分類では、T4を簡略化し、N分類では、N2を簡略化、M分類はあるなしですのでこのまま。“ここから覚えるTNM分類”を提案します。

 

ここから覚えるTNM分類

T1 最大径が2cm↓

T2 最大径が2cm-4cm

T3 最大径が4cm↑

T4 隣接組織に広がったもの

 

N1   癌と同じ側の1個のリンパ節転移で最大径が3cm↓

N2  N1、N3以外のリンパ節転移

N3  最大径が6cm↑のリンパ節転移

 

MO   遠隔転移なし

M1   遠隔転移あり 

 

“ここから覚えるTNM分類”からはじめてみられてはいかがでしょうか?