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にこにこで卒業しましょう

将来、歯科医師となるみなさんへ CLO佐野司のブログ

RALS(ラルス)って? その2

放射線

今回もRALS(ラルス)と関連の線源についてお話させていただきます。

 

前回の復習ですが、RALS(ラルス)は遠隔操作式後充填法  (Remote After Loading System)を略したもので、放射線治療法のひとつで体の中から放射線を照射する内部照射の治療のひとつです。

 

歯科・口腔外科領域では、RALS(ラルス)は、治療とともに機能や形態を温存することを目的に舌癌、口唇癌、頬粘膜癌などの治療に用いられています。

線源としては、高線量率のRALS 用192Ir(イリジウム-192)線源を用います。

 

ここで、192Ir(イリジウム-192)線源ですが、RALS(ラルス)を用いない舌癌の組織内照射でも使われます。

192Ir(イリジウム-192)を低線量率線源としてヘアピンなどの形で舌の中に一時装着線源として留置します。

また、舌の中に留置する組織内照射としては、低線量率線源の198Au(金-198)グレインを永久挿入線源として用いる方法もあります。

 

少し、難しいお話となりましたが、あとでまた確認していただけたらと思います。

 

参考:密封小線源治療-診療・物理 QA ガイドライン-(日本放射線腫瘍学会小線源治療部会ワーキンググループ)

RALS(ラルス)って? その1

勉強方法 放射線

いきなりですが、RALS(ラルス)ってダンスチーム?

いえ、ちがいます。

 

RALS(ラルス)は放射線治療のひとつです。

 

放射線治療は外部照射と内部照射の2つに分けられます。

外部照射は体外から放射線を照射する方法です。X線や電子線を照射するリニアックによる治療や陽子線治療、重粒子線治療などが含まれます。

内部照射は、悪性腫瘍のそばや内部から放射線を照射する方法です。内部照射には、体の腔内へ線源を置く腔内照射と組織内に直接線源を入れる組織内照射があります。

 

RALS(ラルス)は遠隔操作式後充填法  (Remote After Loading System)を略したもので、内部照射の治療のひとつです。

名前からだいたい想像がつくと思いますが、体内に置いたアプリケーターの中に遠隔操作で後から線源を入れ、内部照射である腔内照射や組織内照射を行います。治療効果の高い高線量率  (High Dose Rate)の線源を腫瘍のすぐ近くや腫瘍内部に5分~15分間程度置くことにより、効率的に集中的に腫瘍へ放射線を照射することができます。また、腫瘍と離れた正常組織にはほとんど影響がありません。

頭頸部では、高線量率のRALS 用192Ir(イリジウム-192 )線源を使用します。

あれ、そういえば、192Ir(イリジウム-192 )は、198Au( 金-198)グレインともに舌癌の組織内照射に用いるのではなかったっけ?

そうですね、次回は歯科・口腔外科領域でのRALSの使われ方や高線量率や低線量率の線源についてお話をしますので、もう少しおつきあいください。

 

参考:密封小線源治療-診療・物理 QA ガイドライン-(日本放射線腫瘍学会小線源治療部会ワーキンググループ)

 

復習はどのくらいの間隔でやるのがいいの?

勉強方法 お話

記憶には復習が大事だということはよくわかりますが、復習はどのくらいの間隔で行うのがよいのでしょうか?

 

ドイツの心理学者・エビングハウス先生が、ランダムな単語を10個記憶し、それらをどのくらい覚えているかという実験を行いました。その結果、今では有名な忘却曲線は、記憶してから4時間で50%の5個の単語を忘れてしまうことを示します。単語を忘れてしまう速度は、人により違っていると思いきや、実際はほとんど差がないのです!

また、何も意識しない場合は、1か月で記憶は失われます。

 

そこで、以前にもご紹介した東京大学の池上裕二先生は、学習した翌日に1回目の復習を行い、その1週間後に2回を行い、2週間後に3回目の復習、1か月後に4回目の復習を行うことが記憶の定着に効果的とおっしゃっています。

 

こちらも復習の時間的なやり方としては試してみるといいかもしれませんね。

効果的な繰り返しの学習って?

勉強方法 お話

今回はタイトルどおり、効果的な繰り返しの学習についてお話したいと思います。

よくいろいろな先生方が引用されるある実験があります。

 

パディー大学での実験です。実験に参加してもらったのはワシントン大学の学生で、覚えることが難しいとされるスワヒリ語40語を暗記してもらう実験です。

学習方法により次のような4グループに分かれ、はじめは繰り返して覚えてもらいました。

 

Ⅰ全部の単語を暗記しなおし、全部の単語を再テストする

Ⅱ間違えた単語だけ暗記しなおし、全部の単語を再テストする

Ⅲ全部の単語を暗記しなおし、間違えた単語だけ再テストする

Ⅳ間違えた単語だけ暗記しなおし、間違えた単語だけ再テストする

 

覚える速さは、グループ間で目に見える差はありませんでした。

次に、一週間後に再テストが行われました。

その結果、ⅠⅡの2つのグループは約80点、ⅢⅣの2つのグループは約35点という大きな差が出ました。ⅠⅡの2つのグループとⅢⅣの2つのグループでの違いは、全部の単語を再テストしたかどうかです。

 

すべての単語についてテストするということは、問題を解いてもらっているということですよね。このことからも前回お話した問題を解くといったアウトプットの学習方法は効果があるのでは、と思います。また、できる限り、何度もすべての問題を解くという繰り返しの学習が効果的ということが言えそうですね。

出力するって大事!その2

お話 勉強方法

前回、読んだり、聞いたりする入力よりも声に出したりする出力のほうが記憶できそう、というお話をしました。

さて、今回は、教科書や参考書を繰り返し見直すことと、問題集を繰り返し解くことのどちらが記憶にとって効果的か、を考えてみましょう。

 

現在、東京大学大学院薬学系研究科教授の池谷裕二先生が、“「復習4回」で脳をダマすことができる”(http://president.jp/articles/-/12018?page=2)のなかで、こんなことをおっしゃっています。

 

復習のポイントとして覚えておきたいのが、情報を暗記する「入力」だけではなく、覚えた内容をテストなどで確かめる「出力」も大事だということです。勉強の仕方でいえば、教科書や参考書を何度も見直すよりも、問題集を繰り返し解くような復習法のほうがより効果的といえます。

 

教科書や参考書、授業のプリントを繰り返していて成果のでていない方は、問題集を繰り返す方法をとりいれてもいいかもしれませんね。

 

次回は、効果的な繰り返しの学習、復習についてお話をしたいと思います。

出力するって大事!

お話 勉強方法

ダイヤモンド社の『チャンスがやってくる15の習慣』(レス・ギブリン著、渋井真帆訳)という本をご存知ですか?

基本的にコミュニケーションのスキルをあげてくれる内容ですが、下の項目をみただけでも人間関係を良くさせてくれそうな内容ですよね。

 

1.人間は自分にしか興味がない、と知っておく

2.相手のことだけ話題にする

3.認められている、と相手に感じさせる

4.とにかく、同意する

5.聞き役に徹する

6.相手の求めているものを見つける

7.あなたの意見は「ある人の意見」として語る

8.「ノー」とは言わせない状況にする

9.会った瞬間に笑顔を向ける

10. 1日3人、ほめ言葉をかける

11. 相手のミスに、怒りで反応しない

12. 「ありがとう」と、声にだす

13. 自分には価値がある、と信じる

14. 5つのルールを守って話す

15. この習慣を実践する

 

その中で、皆さんの学習に役立つかなという記述がありました。

人はどういう時に情報を記憶するのか?というものです。

 

10% 読んだとき

20% 聞いたとき

30% 見たとき

50% 見て、聞いたとき

70% 口に出して言ったとき

90% 口に出しながら、行動したとき

 

ざっくりですが、読んだり、聞いたりする入力よりも声に出したりする出力のほうが記憶できそうですね。声を出しながら、メモ帳でもいらない紙にでもそれを何かに書くということが記憶の定着に役立つかもしれません。

一度、試す価値がありそうだと思いませんか?

 

ただ、図書館やカフェで勉強しているときは周りの迷惑になるのでお気をつけ下さい!

思い込ませてくれればできる!の話

お話 勉強方法

今回は前回の”思い込めばできるの話”に引き続き、“思い込ませてくれればできる”の話をさせていただきたいと思います 。

皆さんピグマリオン効果をご存知ですか?

ピグマリオンという王様が、美しい女性の彫像を作り、 それに対し毎日毎日本当の女性になってくれるように願っていました。するとその像が素晴らしい女性に変身したという神話からローゼンタール先生という方が名づけた効果です。

ピグマリオン効果を担うのは、勉強される皆さんの方というよりは皆さんに勉強を教える方ですね。

ある学校で生徒にはクラス分けの理由を何も告げずに、成績の良いクラスと悪いクラスにクラス分けをしました。そこで先生が良いクラスにはあなた方はあまりできないというお話をし、また悪いクラスにはあなた方は非常に出来るとお話をしました。するとその後のテストで良いクラスには点数の伸びが見られなかったのに対し、悪いクラスでは相当な成績の向上がみられたということです。 

 

自分を褒めてくださる先生、自分の目的意識を高めてくれる先生に指導していただくと成績も今よりもさらに向上するのではないでしょうか?